園長のコラム

カーニバルによせて

  • 2016年10月15日(土)

10月15日(土)のカーニバルでは、子どもたちの成長とスタッフの保育力アップを感じることができました。
とても嬉しいことです。
また、保護者の皆様が、譲り合って過ごしてくださったこともありがたいことでした。
早朝より場所取りをし、自分の子どもの出番だけ身を乗り出すのではなく、最初から最後まで子どもたち全体を見てくださる中で、「子育て力」がまたグンと伸びたのかなと思います。
一日の最後に子どもたちにプレゼントを配りました。
そこに添えた手紙を、ここに紹介します。

「2016年度カーニバルによせて」
今日のカーニバルは、神様のお守りのもと、みんなの力が一つになって行うことができました。
「カーニバルのこころ」は、運動の得意な子も苦手な子も、障がいがあるとされる子も、0才から6才までの園児全員が楽しめる日です。
順番や出来栄えを競うのではなく、子ども自身の心と体がはずむことを大切にしたいと願っています。
また、体育と音楽と美術の三つの要素が組み合わされた行事という観点も大事にし、入場門作成も子どもと一緒に取り組み、ダンスの歌はCDを流すのではなくギターでみんなで歌う形をとっています。
今日もそんなカーニバルを行い、子どもたちは身体も心もいっぱいはずませて躍動してくれました。
子どもたちは、このように、幼稚園での一日一日を通して、真の力を育てていることを今日一日を通して知ることが出来たと思います。
子ども達はこれからも育ってくれることでしょう。
たとえ一歩一歩の歩みは大きくなくても、確実に、前進し続けてくれるでしょう。
大きな子も小さい子も、力の強い子も弱い子も、しょうがいがあるとされる子も、みんな「生きる力」を持っています。
そして互いに生きる力をぶつけ合いながら、共に育っていくことでしょう。
そんな子ども同士の「育て合い」を信じて、みんなが「育て合い」に必要な存在であることをご理解ください。
こども達は肩に力を入れず、自然に、共に育ちあいます。明日からの園生活の日々も、その積み重ねです。そんな子ども同士の「育て合い」を楽しみに、成長の歩みをお待ちください。
さて、今年のカーニバル。子ども達への「がんばったご褒美」は、『フラフープ』にしました。
たまご組さんには小さめのフラフープとしましたが、大きいサイズはママやパパも楽しめるかもしれません。
ぜひ、お家で子どもと楽しく遊んでほしいとねがっています。
カーニバルで大事にしたことはこれからも続きます。
子どもの心の動きを素早くキャッチして、子どもの可能性を最大限に引き出す日々は続くのです。
明日からも、カーニバルです。
これからも子どもを真ん中において、歩みましょう。
10月15日(土)
認定こども園ぶどうの木 竜ヶ崎幼稚園 園長 飯塚拓也

震災から2年

  • 2013年03月11日(月)

「東日本大震災」から2年がたちました。
被災の状況として、死者が1万5,881人(3月8日現在)、行方不明者が2,668人(3月8日現在)、避難者が31万5,196人(2月7日現在)とのことです。
お亡くなりになった方の中には、132人の方の身元がわからない方も。
このような数を知るだけでも、改めて震災の被害の大きさを思いますし、亡くなった方・行方不明の方の慰めやご遺族の悲しみが癒えることは困難でしょうが、でもやはり慰めを得ることのできるようにお祈りします。
また、福島第1原発の事故によって避難生活を余儀なくされ、あるいは放射能被害におびえる生活を送らざるを得なくなった方々にも、安心が早くくるようにと願うばかりです。

ある新聞記事で、被災地のラーメン屋さんの声として、東京からくるお客さんが「東京じゃ話題にものぼらない」というのに対して、「被災地のことを忘れないで」と言う、がありました。
「まだ2年」と「もう2年」が交差するのです。
同じ日本であっても。
人間って仕方ないんだけど、自分が当事者じゃないと忘れてしまうんだと思います(これは、自分も含めて、です)。
でも、だからこそ意識しておかなくては。

今日、3月11日を「まだ2年」の日にしたいと思います。
今日は、那須にきています。
教会の関係で、台湾からのお客様をご案内し、関東の被災の状況をみていただきます。
そして、午後は2時から宇都宮の教会で記念の礼拝を行います。
自分たちですら希薄になりがちな中で、遠く台湾の教会がこのように足を運んでくださることには、ただ頭がさがるばかりです。
これは、かつて台湾に大洪水が襲ったとき、日本の教会が支援をしたことに端を発します。
新潟県中越地震が起こった時に、この台湾キリスト長老教会は1,000万円の献金をくださって、雪の中越地方を訪問くださいました。
そして、こんかいは東日本大震災の被災にも立ち上がってくださっています。

被災をした者は、「まだ2年」にたてるのです。
竜ヶ崎幼稚園も被災をしました。
被災をしたからこそ、被災された方々に寄り添わせてただけるのかなと思っています。
「まだ2年」です。

展覧会のワークショップが行われました

  • 2013年03月08日(金)

酒巻洋一展覧会「聖堂、巣箱、蜜蜂の家」のプログラムとして、6日(水)にワークショップが行われました。
午前10時にほし組の子ども達が美術館に集まって、坂巻さんからお話を聞き、ワークショップを開始しました。
子ども達の活動は、「巣箱作り」です。
すでに2月25日より活動は始めていて、杉の野地板に定規をあてて鉛筆で線をひき、鋸で板を切っていました。
巣箱を作るためには全部で6枚の板が必要で、その内3枚は箱の側面となるために正確に切る必要があって、私がスライド丸ノコで切りました(このことは、先のコラムに触れましたね)。
残りの3枚(上と下、そして後ろ)を子ども達が切り、酒巻さんがボンドと竹ひごをダボにしてボックスにしてくださいました。
そして、6日(水)に、いよいよ色付け、でした。

巣箱には、アクリル絵の具を使って色をつけていきます。
酒巻さんが、「鳥は赤色以外はわからないから、どんな色や柄でも大丈夫だよ。自分の好きな巣箱を作ってみよう」とおっしゃって、さっそく子ども達は取り掛かりました。
当初の予定では、お昼をはさんで午後にも製作の続きをすることとなっていましたが、何と、昼前にはほぼ全員が完成。
お昼は12時30分〜と予定し、その通りにお昼でしたので、最終的には予定よりも30分早く終わりました。
これには、酒巻さんもびっくりで、「こんなに集中するなんて、さすが!」でした。

さて、この「さすが!」ってなんだと思います?
それは、「遊びを通して養った力のすごさ」です。
遊びを大事にする保育を行っている竜ヶ崎幼稚園。
入園から卒園までの流れを大事にしながら、年長になってから沢山の活動に取り組めるために、遊びを通して力を養い、たくさんの多様な体験を積み重ねています。
これが、年長の後半になると力を発揮し、様々な活動を自らのものとして楽しめるんです。
酒巻さんは常盤短大の先生でいらっしゃって、幼稚園や保育園で働く方に美術を教えておられます。
だから、竜ヶ崎幼稚園の子ども達をみて、わかってくださったんですね。

30分予定よりも短くなりました。
さてどうしよう。
そこで、みんな美術館に集まって、出来上がった作品を見ながら歌をうたいました。
美術と音楽のコラボです。
これが何ともステキでした。
子ども達が作った巣箱を見ながらの歌は、そこにえも言われぬステキな空間を作り出したのです。
この「空間を作る」のが、実に大事。
私たちはどんな空間で過ごしているのででしょう。
できれば、「ステキな空間」に身をおきたいものです。
もちろん子ども達にこそ。

みんないい表情をしていました。

「味を知らせる」大人たち

  • 2013年02月28日(木)

「クーロンヌのパンの完食」物語は、「子ども達に本物の味を知らせよう」という動きを後押ししてくれました。
翌日の27日(水)には、「手作り味噌」仕込みです。
給食室で使う味噌を毎年この時期に仕込みます。
大豆をゆでで、つぶし、麹を混ぜて樽につめるのです。

この「手作り味噌」仕込みには、毎年保護者の皆様からボランティアの協力をいただいています。
そして、今年もボランティアの協力をいただきました。
その数なんと18名!
尊い数です。
お仕事を休みを取って参加してくださった方、おじいさんとおばあさん(まだまだお若いから、この呼び方はちょっと…ですが)、卒園生の保護者と、たくさんのそして多様の方が参加してくださいました。
本当に嬉しいことです。

ここにあるのは「子ども達のために」です。
味噌は、味噌汁をはじめ、私たちの大切な調味料の一つ。
その味噌を、無添加で純粋な材料だけで作れたら、それは本当に素晴らしい!
「味噌の味を知らせよう」と心意気を同じにした方々がボランティアに駆けつけてくださいました。
ですから、作っているときも和気あいあい。
私からみても、「楽しいそうだなあ!」とうらやましい限り。
「こんな風に子ども達のために力を合わせる保護者っているだろうか」と誇りに思います。
竜ヶ崎幼稚園の宝物です。

完成した味噌は、5キロ入りの樽に4個と、それよりも大きな樽に1個。
床下の貯蔵庫(新しく大工さんに作ってもらいました)に無事におさまりました。
あとは完成を待つのみです。
春が来て、夏になり。
夏から秋になるその季節の移り変わりにあわせて熟していくんだなぁと思うとワクワクします。

「秋になったら、完成のパーティーをしよう!」と一日を終えました。
本当にありがとうございます。
時代的な状況の中で、父母の会活動が縮小していく幼稚園の多い中で、竜ヶ崎幼稚園は幸せな幼稚園だなぁと思っています。
そして、「幸せだなぁ」と思っているのは他にも。
それは子ども達です。
ボランティアの皆さんが味噌を仕込んでくださっているのを、子ども達はしっかりとみていました。
「ボクたちって、本当に幸せ!」って、子ども達は思っています。

「味の分かる」子どもたち

  • 2013年02月28日(木)

26日(火)の給食のメニューは「ロールパン、クリームシチュー、温野菜サラダ」でした。
竜ヶ崎幼稚園の給食は「完全手作り」です。
から揚げは肉を切るところから始めますし、魚のフライも切り身で届く魚をカットするところから始めます。
味噌汁の味噌は手作りで、出汁もかつおぶしから取ります。
シチューのルーも手作りで、小麦粉・牛乳・マーガリンでルーを作ります。
だから、本当に美味しい!
クラスごとにコンテナで運び、食器に配膳し、ゆげのあがるお食事をいただいています。

さて、今回の話題は「パン」です。
ロールパンをなんとか地元のパン屋さんにできないだろうかとずっと考えてきました。
以前はお願いしていたパン屋さんが、ご都合で注文に応じられなくなって、大手のパン屋さんのパンとなっていたのです。
でも、「顔の見える食事」を極力心がけたいので、何とかと思っていました。

実はこの「何とか」には、「安定した供給や予算」が含まれています。
「地産地消」は理想で、この理想に近づけたいと、今は魚以外は全部地元のお店からの購入です(基本的に、当日朝の入荷です)。
でも、「給食」としては、毎日のことですから、当日になって材料がないということはできないわけです。
もう一つは、予算です。
学校給食や保育園とは違って、幼稚園は給食は無補助です。
手作りをするには、保護者から徴収する給食費で賄わなければなりません。
こういう悩みもあるんです。

で、話題を戻して「パン」です。
ようやく実現することができました。
それが26日(火)の給食。
幼稚園の近くの、「クーロンヌ」さんが当日の朝に焼いて届けてくださいました。
このパンが大好評。
「このパン、バターが入ってるよ」
「ジャムとかつけなくても、パンだけで美味しい!」
(園長の心のつぶやき:そりゃ、クーロンヌのロールパンそのものだもの)。

さてパンは何個残ったかな。
もうちょっと食べたかったし。
え?残りは0個?
子どもも一人2個の計算だから、余ったんじゃないの?

う〜む、やっぱり「味がわかる子ども達」だった。
そう『味の記憶は、大人になっても残る』のです。
ファーストフードの時代、「何を美味しいと思う?」が大事なテーマです。
「食育」って言葉が使われるようになっていますが、この「食育」には「味覚」も重要な位置を占めるじゃないかな。
26日(火)に届いた「バターロール」が、全部で420個でしたヨ!

園長の機械は1万円

  • 2013年02月26日(火)

幼稚園美術館で開催する展覧会で、年長のほし組と作家との「ワークショップ」があります。
この「ワークショップ」。
作家さんによって異なる技法を子どもたちが知り、学び、体験する貴重な機会となっています。
「本物の美術体験」として、うらやましい限りです。

さて今年は「巣箱作り」。
子ども達で板を切り、組み立てて、「巣箱」を作ります。
作った巣箱を作家さんの作品とコラボで展示するのです。
ステキな試みでしょう。

このために、ほし組たちがのこぎりを使って板を切り始めています。
5月に取り組んだ「大工さん体験」が生きています。
でも、箱をしっかりしたものにするために6枚の板のうち3枚はきっちり切らなけれなりません。
そこで、園長の出番です。
倉庫から「スライド丸この」を出してセットし、電源を入れていきおいよく切り始めました。
木くずをまき散らしながら次から次へと切っていくさまは、ちょっとした製材所状態。
子ども達もびっくりして見入っていました。
「えんちょう、すごい!」と反応してくれると、嬉しくなってしまいます。
そんな中で、Sくん。
お家に帰ってママにこう言ったそう。
「あのね、すごいんだよ。
あの機械は特別で、1万円もするんだよ」

この「1万円」が嬉しいですね。
この「1万円」は、Sくんが知っている一番の金額。
それをこのような表現に活かすことができるって、すごいです。
こういう言葉の使い方ができる子って、本当に豊かな感性を備えているんです。
こういう言葉をたくさん使うことこそ、小学生以降の勉強に対応できるんですね。

一日一日を積み重ねる

  • 2013年02月24日(日)

今年はちゃんとコラムを更新と思いつつも、気がついたら2月4日以来ストップでした。
毎日目いっぱいになっちゃってますね。
システム手帳を使ってスケジュール管理しているのですが、2月は白紙の日がありません。
毎日、行事や活動、来客や外出、会議があるということです。
だから、だんだん目いっぱい。
余裕がなくなってしまって、とくかく一日一日を乗り越えるのみ。
だから、失敗もいっぱい。
気持ちも余裕がなく、ちょっとしたことでも気持ちが騒いでしまいます。
もう落ち込むばかりです。

でも、この「目いっぱい」も「落ち込む」も大事なことかもしれないとも思います。
いつも余裕で、ちゃんとこなして、何でもOK!だったら、僕はきっと傲慢になると思うからです。
僕は大学受験を全部失敗しています。
高3の時5つの大学を受けて全部落ち、浪人をしましたがそれもダメ。
中途半端に就職することとなり、上手くいかなくて人生に絶望した時期がありました。
20歳のときです。
大学に進んだ友だちは楽しい学生生活を送り、高卒で就職した友だちはしっかりと働いている。
でも、自分は?こう考えた時に、本当に絶望でした。
その後、道を与えられて神学校に進み、卒業して竜ヶ崎教会と竜ヶ崎幼稚園に。
いつも思うのは、「もし、大学に合格していたら」です。
大学に進んでいたら、違う仕事についていましたから、龍ヶ崎に来ることはなかったです。
不思議ですね。
「失敗したからこそ、今がある」のです。
失敗したから、子ども達に出会っていますし、皆さんと出会っているのですね。

だから思うのです。
「失敗しないこと」ではなく、「失敗したあとに立ち直ること」が大事。
これを子ども達には学んでほしいのです。
失敗は、とても必要なことだと思います。
上手くできたことよりも、失敗したことのほうが、たくさん学べると思います。
このためには、何より「失敗から始めよう」。
子ども達には、ぜひ失敗をしてもらいましょうね。

今日は24日で、2月最後の日曜日。
2月最後の週で、2月もあと5日です。
さあ、目いっぱいで、悪戦苦闘しよう。

誕生日

  • 2013年02月04日(月)

2日(金)は、2月生まれの子ども達の誕生日会でした。
内容は二つで、幼稚園の全員が集まって誕生日の礼拝をし、それから各クラスでの誕生会です。
誕生日礼拝では、誕生者が前に並び、その後ろにお家の方がたちます。
そして、クラスを超えてみんなで誕生者を確認し、神さまの祝福を祈り、お祝いをします。
クラスでは、クラスごとにお祝い。
誕生者へのインタビューやお家の方へのインタビュー、みんなで描いた等身大の絵、クッキングとして作ったお菓子を楽しみます。
お家の皆さんには、給食の試食会も兼ねていて、子ども達の様子を知るとともに、給食を食べていただいています。

ここで大切にしていることは、「生まれたときを振り返ること」です。
お家の皆さんには、「生まれてから一番うれしかったことは?」と尋ねます。
この質問は毎年同じ。
つまり3年保育で入園の方は、3回同じ質問をされることとなります。
そのココロは、「生まれた時のことを振り返ろう!」。
毎日毎日少しづつ刻まれる子どもの育ちは、大きなスパンでとらえた時に驚きに変わります。「こんなに大きくなったんだ!」と。
そして、「生んでよかったんだ」「育ててよかったんだ」と、親としての肯定感を味わってほしいのです。
実際、ほとんどの方が「生まれてくれてよかったことです」と答えてくださいます。
そうおっしゃるお家の方の顔もステキだし、そばで聞いている子どもの表情は何ともいえない。
くすぐったそうな、恥ずかしそうな、でも、嬉しそう!

子どもにとって最も大切なことは、「生まれてきてよかった!」の実感です。
「ボク、生まれてきてよかんたんだ!」
「ワタシのことを、みんな喜んでくれている!」
これが絶対的安心感を与え、心の底からの安定を生み出すのです(だから、「お前なんてウチの子じゃない」だけは、言ってほしくないのです)。

この「生まれてきてよかった」と「生んでよかった」を、誕生日にこそ交わしたいもの。
あなたも、そう。
あなたは生まれてきてよかった!のです。
聖書にはこんな箇所があります。
「私(神)の目にあなたは尊く、私(神)はあなたを誰よりも愛する」。
そのままのあなたを、です。

駆け込み退職に思う

  • 2013年02月01日(金)

最近、ニュースをにぎわす「学校の先生の駆け込み退職」。
「退職金をとるのか、子どもを取るのか」風の報道には、違和感を覚えます。
まるで退職金の減額をおそれて退職する先生を悪者扱いする風潮には大いに問題を感じるのです。
本当は、先生方は被害者ではないですか?
何か落ち度があったのなら退職金の減額はあると思いますが、今回は先生方には落ち度はありません。
あくまで財源の問題。
財源が足りなくなるから減らします、ってわけです。

先生だって人間だし、カスミを食べて暮らしているのではありません。
生活設計だってありますし、家族を養うこともあるでしょう。
家のローンもあるでしょう。
だから、当事者となった先生が一番悩んだはずです。
退職金問題があったから、これ幸いと辞めたのではないと思います。
子どものことだって考えたでしょう。
悩みに悩んだ結果のことだと思います。
なのに、それに追い打ちをかけるような「あの先生は子どもよりお金をとった」と批判するのは筋違いだと思います。

どうして、このような突然の一方的な退職金減額という事態を招いたのかが問題にされないのでしょうね。
これは今回の問題だけでなく、政治も含めた社会全体の風潮です。
社会が不透明で、景気回復合唱のなかで、本当は問題にされなければならないことにみんな無関心になっています。

憲法改正問題(特に平和憲法が危ないこと)。
原発の問題。
私たちは、ちょっと大きな目でみることが必要なのではないかなと思います。

「新」は大事だけど、何でも新しければいいというわけじゃありません。
「真」は変えてはならないのです。
どんな時代であっても、決して変えてはならないことがあるのです。

医療大学病院でボランティア

  • 2013年01月24日(木)

今日(1月23日)は、午前中に「音楽の日」を行いました。
毎週水曜日が「音楽」です。
ホールに全園児が集まって、歌をうたいます。
幼児の音楽は、演奏などのスキルを身につけるのではなく、「リズムとメロディ」が大事だと思っています。
しっかりと歌って、音程を身につけ、リズムを刻むこと。
これが、小学校以降の音楽の基本です(器楽演奏は、骨格が発達途上の幼児期にはふさわしくない、と思っています。でも、決して演奏の否定ではありません。僕は小学校以降は鼓笛隊だったし、吹奏楽を高校卒業までしっかりとやってました。だからこそ、「段階」を大事にしたいのです)。
このためには「歌」が一番。
いろんな曲想を大事にし、それに合わせて歌い、音楽性を高めます。
音楽性が備わっていないでの器楽演奏は、次にはつながりませんから。
また、みんなで歌うと、「歌の力」がわかります。
気持ちが一つになったときの歌の素晴らしさ。
鳥肌がたちますよ、ぜひみなさんにも体験してほしいです。

さて、今日の歌はそれで終わりではありませんでした。
茨城県立医療大学病院に、主任と一緒にボランティアです。
そのボランティアの内容は「音楽」。
ギター抱えて歌い、主任がピアノ。
いつもの幼稚園の音楽の時間を、病棟に再現しました。
その子ども達の反応は本当に嬉しかったです。
からだでリズムをとってくれたり、身体の機能を使っての反応。
「歌はすごいなぁ。初対面なんて吹っ飛ばすんだなぁ」と、逆に教えられました。
あっという間に1時間。
いろんな歌をいっぱい歌い、楽しくて、「来てよかった!」です。
月に1回は伺いたいと思います。
なんとなく来て、なんとなく帰るようになりたいと思います。

で、今振り返って思うこと。
「励まされたのは、逆に、僕たちだった!」です。




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