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- 2022年6月号育ちのこころ「合言葉は『まむき・よこ顔・後ろ姿』」
「合言葉は、『まむき・よこ顔・後ろ姿』」
5月31日からはじまった、「2022年度保育参観」。コロナ感染防止の観点から、クラス別の保育参観を導入しました。
クラス別にやってみたら、本当に楽しい保育参観!
たくさんの保護者がいっせいに園に集まると、子どもたちもいつもと違う雰囲気に緊張します。でも、小さくすることで、子どもたちにとっては普段の園での生活の中での行事となりますから、子どもたちも安心です。改めて、少人数での行事活動の良さを実感しています。また、先生たちにとっても負担の少ない形となります。「こういう形で、お家の皆さんに園に来ていただけるといいね」と話しています。
2022年度は、保育参観の回数を増やしたいと考えていますし、たまご組やことり組でも、少人数での保育参観を考えたいと思っています。どうか、お楽しみに!
さて、保育参観を迎えるにあたり、「竜ケ崎幼稚園の保育参観は、『保育参加』」とお伝えしています。
それは、「子どもが求めるのは、正しい、教科書通りの助言をしてくれる大人ではなく、子どもの気持ちに本気で寄り添う、『同伴者』的な存在」だからです。
子どものこころはこうです。「ママやパパは、一緒にやってほしいなぁ」。
「いっしょだよ」があるから、子どもはやる気がわいてくるし、だから頑張ろうとなれるのです。
つい「正しい子育てを」となりがちですが、それは二番目のこと。
まず、子どもがその気になってこそのしつけであることを、ぜひ覚えてくださいね。
そして、合言葉です。それは、「まむき・よこ顔・後ろ姿」です。
日本の幼児教育の父と呼ばれる、倉橋惣三先生の言葉に、
「まむき、よこ顔、うしろ姿、と三つ並べて、それはもとより別々の母の姿ではない。一人の母が持つ三様の態度に、それぞれ貴重な教育価値を認めるのである。」があります。
[まむき]目と目を合わせ、子どもと真剣に向き合うこと。ここから、子どもは「愛された」と感じるようになります。
[よこ顔]「一緒に」のしるし。子どもが見ているものを、横並びで一緒に見ることです。食事の準備片づけを、一緒にすることも大事です。
[うしろ姿]父や母の頑張る姿を「うしろ姿」として見、子どもは毎日を懸命に過ごしている親のうしろ姿から、自分への愛情を感じます。
ね、この一年間、『まむき・よこ顔・後ろ姿』」を合言葉に、子どもと共に歩もうね!
子どもが願っていることを想いながら、子どもとの毎日を過ごしましょう。 (園長:飯塚拓也)