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- 2024年11月号育ちのこころ 子どもをリスペクト出来ていますか?
育ちのこころ2024年11月号
【ママやパパたちへ】育ちのこころ
『子どもをリスペクト出来ていますか?』
カーニバルを成功させた子どもたちは、ますます自信に満ちて日々を過ごしています。
自分の中には力が備わっていて、頑張れば自分の「内なる力」が発揮できて、なんでもできる!ことを子どもたちは知りました。保護者の皆様も、我が子の成長や友達の成長を実感されたことでしょう。これからも子どもたちを信じて、子どもたちを背後から支えてくださいね。
なお、今年はカーニバルを遅らせたことで、子どもたちのカーニバルへの充実感が満ちています。このため今年は「もっとカーニバル」はありません。11月の収穫感謝や12月のクリスマスに向けて子どもたちと歩み、新しい取り組みを始めていきたいと考えています。
11月の保育テーマは、「感謝しつつ」です。お米やお野菜、果物が豊かに実るこの時期に、「神さまが与えてくださっている」ことに心を向けましょう。
「感謝」ってとても大切です。感謝のできない人は、独りよがりの自己中心の生き方に陥りがちです。「ありがとう!」の言える子どもに育てたいですね。
竜ケ崎幼稚園で歌っている「世界中の子どもたちが」や「にじ」などの作曲者の新沢としひこさんが、「子どもをリスペクト出来ているか」という文章を書いています。新沢さんは絵本が大好きな子どもで、その読み方は、次々に新しい絵本が読みたい子どもだったそうです。「自分のクラスの絵本をあらかた読んでしまうと、隣のクラスの絵本が読みたいな、と思うような子だった。」と書いています。ところが、そんな新沢さんを幼稚園の先生は心配し、友だちと遊ぶことが出来ず、一人さみしく絵本を読む子と思い、「新沢君、みんなと向こうで一緒に遊びましょう?お友だちが待っているわよ」と、絵本を優しく取り上げたそうです。先生が意地悪していないことはわかってはいると同時に、「大人とは、子どもの心をわかってくれるものでもないことを学んだかもしれない」と回想しています。
その上で、「子どもの心は、大人が思っているより、ずっと多様で、複雑で、繊細で、活発なのではないか、と僕は思っている」と新沢さんは指摘するのです。そして、「目の前の子どもを、まだ生まれて数年で、経験値の少ない未熟な子どもを、いかに同じ人間としてリスペクト出来るか。そこが大事ですよ。」と締めくくるのです。
新沢さんが指摘してくれた、「子どもをリスペクト出来ていますか?」に、心を打たれます。
そして、竜ケ崎幼稚園では、先生たちは、子どもたちを常にリスペクトして保育をしています。
ぜひ、子どもにリスペクトを!そして、園の保育にリスペクトを!ママやパパにもリスペクトを!
互いにリスペクトをし合うことから、「良きもの」が生まれるのです。
[園長:飯塚拓也]
自分の中には力が備わっていて、頑張れば自分の「内なる力」が発揮できて、なんでもできる!ことを子どもたちは知りました。保護者の皆様も、我が子の成長や友達の成長を実感されたことでしょう。これからも子どもたちを信じて、子どもたちを背後から支えてくださいね。
なお、今年はカーニバルを遅らせたことで、子どもたちのカーニバルへの充実感が満ちています。このため今年は「もっとカーニバル」はありません。11月の収穫感謝や12月のクリスマスに向けて子どもたちと歩み、新しい取り組みを始めていきたいと考えています。
11月の保育テーマは、「感謝しつつ」です。お米やお野菜、果物が豊かに実るこの時期に、「神さまが与えてくださっている」ことに心を向けましょう。
「感謝」ってとても大切です。感謝のできない人は、独りよがりの自己中心の生き方に陥りがちです。「ありがとう!」の言える子どもに育てたいですね。
竜ケ崎幼稚園で歌っている「世界中の子どもたちが」や「にじ」などの作曲者の新沢としひこさんが、「子どもをリスペクト出来ているか」という文章を書いています。新沢さんは絵本が大好きな子どもで、その読み方は、次々に新しい絵本が読みたい子どもだったそうです。「自分のクラスの絵本をあらかた読んでしまうと、隣のクラスの絵本が読みたいな、と思うような子だった。」と書いています。ところが、そんな新沢さんを幼稚園の先生は心配し、友だちと遊ぶことが出来ず、一人さみしく絵本を読む子と思い、「新沢君、みんなと向こうで一緒に遊びましょう?お友だちが待っているわよ」と、絵本を優しく取り上げたそうです。先生が意地悪していないことはわかってはいると同時に、「大人とは、子どもの心をわかってくれるものでもないことを学んだかもしれない」と回想しています。
その上で、「子どもの心は、大人が思っているより、ずっと多様で、複雑で、繊細で、活発なのではないか、と僕は思っている」と新沢さんは指摘するのです。そして、「目の前の子どもを、まだ生まれて数年で、経験値の少ない未熟な子どもを、いかに同じ人間としてリスペクト出来るか。そこが大事ですよ。」と締めくくるのです。
新沢さんが指摘してくれた、「子どもをリスペクト出来ていますか?」に、心を打たれます。
そして、竜ケ崎幼稚園では、先生たちは、子どもたちを常にリスペクトして保育をしています。
ぜひ、子どもにリスペクトを!そして、園の保育にリスペクトを!ママやパパにもリスペクトを!
互いにリスペクトをし合うことから、「良きもの」が生まれるのです。
[園長:飯塚拓也]